小型犬のドッグフードおすすめ5選!失敗しない選び方から栄養・適正量まで解説

小型犬のドッグフードおすすめ5選!失敗しない選び方から栄養・適正量まで解説

小型犬のドッグフード選びに、多くの人が悩んでいます。小型犬は体が小さいため、栄養バランスや消化の良さ、粒の大きさなど、フード選びで気をつけるポイントが多くあります。愛犬の健康と幸せな生活を守るためにも、最適なドッグフードを選ぶことが重要です。

この記事では、小型犬に適したドッグフードの選び方やおすすめの小型犬用ドッグフードを紹介します。記事を読めば、最適なドッグフードを見つけ、愛犬の健康的な食生活をサポートできます。

小型犬に適したドッグフードを選ぶ際は、粒の大きさや栄養バランスが重要です。愛犬の年齢や活動量に合わせたドッグフードを選択し、小型犬の健康維持につなげましょう。

おすすめの小型犬用ドッグフードの選び方

おすすめの小型犬用ドッグフードの選び方は、以下のとおりです。

  • 粒の大きさで選ぶ
  • 原材料で選ぶ
  • 栄養バランスで選ぶ
  • 内容量で選ぶ

粒の大きさで選ぶ

小型犬には、犬種や年齢に合った適切な大きさのドッグフードを選びましょう。粒の大きさは食べやすさや食事の安全性に関わります。小型犬は顎が小さく歯の力も弱いため、小粒のドッグフードが適しています。一般的に小型犬には、直径5〜8mm程度の小粒タイプが最適です。
» 犬の食事の基本と注意点を解説!

粒が大き過ぎるドッグフードは、丸飲みしたり、うまく噛み砕けなかったりするリスクがあります。一方で小さすぎる粒のドッグフードは、吸い込んで誤嚥する危険性があります。歯の状態が良くない犬の場合は、柔らかめのドッグフードを選んでください。

ドッグフードの粒の形状も食いつきに影響します。ドッグフードには丸型や楕円形、星型などがあり、小型犬が食べやすいよう工夫された形状のものもあります。初めて与える際は、少量から試して愛犬の反応を確認しましょう。

原材料で選ぶ

小型犬の健康を守るには、ドッグフードの原材料選びが重要です。良質な原材料を使ったドッグフードは、愛犬の健康に影響します。最も重要な点は、主原料が肉や魚などの動物性タンパク質であることです。主原料は原材料リストの先頭に記載されているので、必ず確認してください。

原材料は「チキン」や「サーモン」など、具体的な肉の名前が明記されているドッグフードを選びましょう。「肉副産物」や「ミートミール」など、曖昧な表記のドッグフードは避けた方が無難です。小型犬の消化に優しい原材料を選ぶのもポイントです。サツマイモやリンゴなど、消化に良い食材を含むドッグフードを選びましょう。

愛犬の健康をサポートする栄養素として、高品質な脂肪源も重要です。鶏脂やサーモンオイル、オメガ3・6脂肪酸などの良質な脂肪は、被毛の美しさや皮膚の健康維持に役立ちます。人工添加物の含有量の少ないドッグフードを選びましょう。

製品選びでは着色料や香料、人工保存料などは避け、ビタミンEやローズマリーエキスなどの自然由来の保存料を使っているものが理想的です。アレルギーを持つ小型犬の場合は、原材料に注意してください。穀物アレルギーがある場合は、グレインフリー(穀物不使用)のドッグフードを選びましょう。

牛肉や乳製品、大豆などはアレルゲンになりやすい原材料のため、愛犬の体質に合わせた選択が大切です。

栄養バランスで選ぶ

小型犬の健康を維持するためには、栄養バランスの取れたドッグフードを選ぶことが大切です。小型犬は代謝が早く、多くのエネルギーを必要とするため、エネルギー密度の高いドッグフードが求められます。以下のポイントを参考にして、エネルギー密度の高いドッグフードを選びましょう。

  • タンパク質含有量(20~26%)
  • 脂質(12~16%)
  • カルシウムとリンの比率
  • グルコサミンやコンドロイチンの含有量
  • 抗酸化物質の含有量

小型犬は体が小さいため、少量の食事で必須栄養素をすべて摂取する必要があります。栄養価の高いドッグフードを選び、人工添加物をできるだけ含まないものを選ぶと、愛犬の健康維持に役立ちます。

愛犬の年齢に合わせたドッグフード選びも重要です。子犬や成犬、シニア犬では必要な栄養素が異なるため、それぞれの成長段階に合ったフードを選びましょう。皮膚トラブルや消化器系に問題がある場合は、症状に対応した栄養素を含むドッグフーがおすすめです。
» 小型犬の年齢を人間換算でチェック!健康管理を徹底解説

内容量で選ぶ

小型犬に適したドッグフードの内容量選びは、鮮度と経済性の両面で重要です。ドッグフードの量を調整すれば、常に新鮮な状態で愛犬に食事を与えられます。小型犬は1日の摂取カロリーが少ないため、1kg以下の少量パックが最適です。

少量パックであれば、ドッグフードの鮮度を保ちやすくなります。ドッグフードの開封後は酸化が進むため、2〜4週間で使い切れる量を選びましょう。大容量のドッグフードを購入する場合は、保存容器や密閉袋を使用すれば鮮度が長持ちします。

おすすめの小型犬用ドッグフード5選

小型犬用ドッグフード価格(税込)原料タイプ内容量おすすめな人詳細

このこのごはん
定期初回3,278円(1袋、送料無料)、2回目以降7,406円(2袋、送料込)、通常3,850円(1袋)鶏肉(ささみ、胸肉、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、昆布などドライフード1kg食いつきや毛並み、涙やけ、便のニオイなど、小型犬特有の悩みを総合的にケアしたい人詳細を見る

アカナ・オリジン
1,480円〜(アカナ アダルトスモールブリードレシピ)鶏肉、グリーンピース、ヒヨコ豆、七面鳥、卵、ヘイク、ニシン、カボチャ、ニンジン、リンゴ、洋梨、ズッキーニ、ホウレン草、クランベリー、ブルーベリーなど(アダルトスモールブリードレシピ)ドライフード(アカナ アダルトスモールブリードレシピ)340g、2kg、6kg(アカナ アダルトスモールブリードレシピ)高タンパクで栄養価の高いフードを食べさせたい人詳細を見る

Yum Yum Yum!
1,980円〜(チキンドライタイプお試しセット)鶏肉、大麦、玄米、カツオ節、ビール酵母、大麦ぬか、えんどう豆タンパク、鶏がらスープ、酵母エキス、米油、卵黄パウダー、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、昆布、しいたけなど(チキンドライタイプ)ドライタイプ、やわらかドライタイプ(チキン)500g、80g×5袋(チキンドライタイプお試しセット)、500g、1.3kg(チキンドライタイプ)食感や素材の旨み、香りを重視している人詳細を見る

モグワンドッグフード
5,456円(定期コースは4,910円)鶏肉、サーモン、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤなどドライフード1.8kgグレインフリーで高タンパク、食いつき重視の人詳細を見る

UMAKA
1,980円(初回限定)鶏肉、玄米、大麦、鰹節、大豆、ビール酵母、米油、卵黄粉末、りんご、にんじん、かぼちゃ、昆布、しいたけ、などドライフード1.5kg国産素材にこだわり、香りや食いつきを重視する人詳細を見る

このこのごはん

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価格(税込)定期初回3,278円(1袋、送料無料)、2回目以降7,406円(2袋、送料込)、通常3,850円(1袋)
原料鶏肉(ささみ、胸肉、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、昆布など
タイプドライフード
内容量1kg
おすすめな人食いつきや毛並み、涙やけ、便のニオイなど、小型犬特有の悩みを総合的にケアしたい人

累計販売数250万個を突破した(※1)「このこのごはん」は、乳酸菌を配合し、腸内環境の改善をサポートします。便臭や尿臭の軽減が期待でき、室内飼いの飼い主からも好評です。主原料には鶏肉や鹿肉を使用し、高タンパク・低脂質・低カロリー設計で、小型犬の健康維持や毛並みのケアにも役立ちます。

目のまわりの涙やけ対策として、食物繊維やカリウムが豊富なモリンガやさつまいも、まぐろなどをバランスよく配合。愛犬の目元をすっきりと保てます。小粒設計で、小型犬はもちろん、子犬や高齢犬にも食べやすく、全年齢対応の総合栄養食として長く利用できるのも魅力です。

※1 2018年4月〜2024年7月末時点

アカナ・オリジン

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価格(税込)1,480円〜(アカナ アダルトスモールブリードレシピ)
原料鶏肉、グリーンピース、ヒヨコ豆、七面鳥、卵、ヘイク、ニシン、カボチャ、ニンジン、リンゴ、洋梨、ズッキーニ、ホウレン草、クランベリー、ブルーベリーなど(アダルトスモールブリードレシピ)
タイプドライフード(アカナ アダルトスモールブリードレシピ)
内容量340g、2kg、6kg(アカナ アダルトスモールブリードレシピ)
おすすめな人高タンパクで栄養価の高いフードを食べさせたい人

世界90か国以上のペットショップで販売されている「アカナ・オリジン」は、「生物学的に適正な食事」をコンセプトに、犬本来の食性に合わせた高タンパク・低炭水化物のレシピを採用しています。小型犬の筋肉維持や健康管理に役立つフードです。

小型犬向けの「アカナ アダルトスモールブリードレシピ」では、高品質な動物原材料を60%使用。さらに、フルーツや野菜、ハーブが40%配合されており、食べやすさにも配慮されています。グレインフリーで、アレルギーや皮膚トラブルが気になる犬にも安心して与えられます。

Yum Yum Yum!

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価格(税込)1,980円〜(チキンドライタイプお試しセット)
原料鶏肉、大麦、玄米、カツオ節、ビール酵母、大麦ぬか、えんどう豆タンパク、鶏がらスープ、酵母エキス、米油、卵黄パウダー、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、昆布、しいたけなど(チキンドライタイプ)
タイプドライタイプ、やわらかドライタイプ(チキン)
内容量500g、80g×5袋(チキンドライタイプお試しセット)、500g、1.3kg(チキンドライタイプ)
おすすめな人食感や素材の旨み、香りを重視している人

獣医師監修レシピ国産フード売上No. 1(※2)の「Yum Yum Yum!」。ドライタイプとやわらかドライタイプの2種類から選べ、シニア犬や硬いフードが苦手な犬にも対応しています。子犬からシニア犬まで切り替え不要で使える、便利なドッグフードです。

Yum Yum Yum!では、国産の若鶏を種下料にカツオ節や昆布、しいたけなどの和風だしの素材を使用。素材の香りと旨み生かした設計で、小型犬の食欲を引き出します。ノン・オイルコーティングで素材本来のおいしさを楽しめる点も魅力です。

※2 株式会社カラーズGREEN DOG&CAT販売実査機(2023年2月)

モグワンドッグフード

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価格(税込)5,456円(定期コースは4,910円)
原料鶏肉、サーモン、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤなど
タイプドライフード
内容量1.8kg
おすすめな人グレインフリーで高タンパク、食いつき重視の人

累計販売数500万個を突破した(※3)「モグワンドッグフード」。97%のユーザーが愛犬の健康に役立ちそう(※4)と回答した商品です。放し飼いチキンの生肉と生サーモンを主原料に、50%以上の動物性タンパク質を含み、健康維持に必要な栄養をしっかりと摂取できます。

モグワンドッグフードは、穀物の代わりにサツマイモやエンドウ豆を使用。グレインフリーで体に負担がかかりません。着色料や香料は一切不使用で、安全性の高さも特徴です。獣医師の91%が推奨する(※5)など、専門家からの評価も高く、安心して与えられるドックフードです。

※3 2016年8月〜2024年9月
※4 ユーザー822名に対するアンケート。2021年8月〜9月株式会社レティシアン調べ
※5 当製品を使用した獣医師106名に「健康な犬の飼い主から本商品の使用を相談された場合、推奨しますか?」と聞き「(とても)良い製品だと思う」と回答した割合。2023年2月ベッツアイ調べ

UMAKA

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価格(税込)1,980円(初回限定)
原料鶏肉、玄米、大麦、鰹節、大豆、ビール酵母、米油、卵黄粉末、りんご、にんじん、かぼちゃ、昆布、しいたけ、など
タイプドライフード
内容量1.5kg
おすすめな人国産素材にこだわり、香りや食いつきを重視する人

累計販売数3,000万食を突破した(※6)「UMAKA」。博多の水たき料亭「博多華味鳥」監修、九州産「華味鳥」100%使用のドッグフードです。贅沢な風味と栄養バランスを実現しています。華味鳥以外の原材料も、22種の国産素材を使っているので、安心して与えられます。

UMAKAは、グルコサミンやコンドロイチンを豊富に配合しており、小型犬に多い関節トラブルの予防が可能です。乳酸菌やオリゴ糖を配合し、腸内環境を整えることによって、便臭や尿臭の軽減にもつながるのもうれしいポイント。全犬種、全年齢に対応していて手軽に使い続けられます。

※6 2024年10月時点。1袋(1.5kg)を60食分(1食25g)として算出。

小型犬用ドッグフードの種類と特徴

小型犬用ドッグフードの特徴を以下の種類ごとに解説します。

  • ドライフード
  • ウェットフード
  • 半生フード

ドライフード

ドライフードはドッグフードの種類のなかで最も一般的です。長期保存が可能で経済的なため、多くの飼い主に選ばれています。ドライフードの最大の特徴は、水分含有量の低さ(10%程度)です。ドライフードには、計量しやすいメリットもあります。

ドライフードの消化には水分が必要なため、新鮮な水も用意しましょう。ドライフードには、歯垢・歯石の予防効果があるものや完全栄養食の製品もあります。ドライフードには添加物が含まれている場合があるため、原材料をチェックしてください。

食いつきは他のタイプのドッグフードより劣る場合がありますが、栄養バランスが整っているため主食としておすすめです。ドライフードの開封後は、酸化を防ぐために密閉容器で保存しましょう。

ウェットフード

ウェットフードは水分量が約70~80%と多く、柔らかい食感が特徴です。ウェットフードの魅力は高い栄養価と優れた消化吸収率にあります。良質なタンパク質が豊富に含まれており、小型犬の筋肉維持に役立ちます。ウェットフードは香りが強く、食欲不振の犬にも効果的です。ウェットフードの特徴は、以下のとおりです。

  • 開封後は冷蔵保存が必要
  • ドライフードより高価格
  • 添加物の少ない製品が多い

ウェットフードだけを与え続けると、歯垢が蓄積しやすくなるため、歯のケアが必要です。ウェットフードの食べ残しは腐敗しやすいので、管理も徹底しましょう。

半生フード

半生フードは、ドライフードとウェットフードの良いところを組み合わせた、小型犬に最適なドッグフードです。水分量が10〜30%程度でしっとりとした食感があるため、小型犬の小さな顎でも簡単に噛めます。半生フードが小型犬に向いている理由は、柔らかさと消化のしやすさにあります。

半生フードの特徴は、以下のとおりです。

  • 香りが強く食いつきが良い
  • 消化吸収率が高い
  • 腸内環境が敏感な小型犬に適している
  • 携帯性に優れている

価格はドライフードよりやや高めですが、ウェットフードよりは安価で経済的です。食いつきの悪い小型犬には、普段のドライフードに少量の半生フードを混ぜることで、食欲を刺激する効果が期待できます。

小型犬に適したドッグフードの栄養成分

小型犬に適したドッグフードの栄養成分について、押さえておきたい以下の項目を解説します。

  • 必須栄養素のチェックポイント
  • タンパク質と脂質の適切なバランス
  • ビタミンやミネラルの重要性

必須栄養素のチェックポイント

小型犬の健康を守るには、ドッグフードに含まれる必須栄養素のチェックが大切です。小型犬のドッグフードを選ぶ際は、以下の栄養素を重点的に確認してください。

  • タンパク質
  • 必須脂肪酸
  • カルシウムとリン
  • ビタミンA、D、E
  • 炭水化物
  • 食物繊維
  • L-カルニチン
  • グルコサミンとコンドロイチン
  • 抗酸化物質

小型犬は代謝が速く、エネルギー消費が多い特徴があります。ドッグフードは、良質なタンパク質と適切な脂肪が含まれたものを選びましょう。小型犬は骨格が繊細なため、カルシウムとリンのバランスが取れたドッグフードが必要です。

小型犬は消化器系が敏感です。ドッグフードに、消化しやすい炭水化物と適切な食物繊維が含まれているかどうかも確認しましょう。

タンパク質と脂質の適切なバランス

小型犬にとって、タンパク質と脂質の適切なバランスは健康維持に欠かせません。小型犬は代謝率が高く、体重当たりのエネルギー必要量が大型犬より多い傾向です。タンパク質は小型犬の筋肉や臓器を作る重要な栄養素で、体重1kg当たり、約2〜3gが必要です。脂質は全カロリーの10〜15%程度に抑えましょう。

理想的なタンパク質と脂質の比率は4:1〜5:1です。過剰な脂質摂取は、肥満や膵炎などの健康問題を引き起こす可能性があるため注意してください。活発な犬種は、より多くのタンパク質と脂質が必要です。脂質には犬の健康に欠かせない必須脂肪酸(オメガ3・6)が含まれています。

ビタミンやミネラルの重要性

小型犬の健康維持には、ビタミンとミネラルが重要な役割を果たします。ビタミンAは視力維持や免疫機能強化に不可欠で、ビタミンDはカルシウム吸収を助け、骨の健康を維持します。ビタミンEには抗酸化作用があり、免疫力向上に貢献し、ビタミンBコンプレックスはエネルギー代謝と神経機能の維持に必要です。

ミネラルも、小型犬の健康に欠かせません。カルシウムとリンは骨や歯の形成に重要です。小型犬は骨折リスクが高いため、意識的に与えましょう。亜鉛は皮膚や被毛の健康維持、傷の治癒を促進します。鉄分は赤血球生成に必須で、貧血予防に重要です。マグネシウムは神経や筋肉機能の正常化をサポートします。

ビタミンやミネラルのバランスが悪いと、被毛の艶や皮膚の健康に影響が出る場合もあるため注意しましょう。愛犬に必要な栄養素をバランスよく与えるには、総合栄養食として認証されたドッグフードがおすすめです。

小型犬に与えるドッグフードの適正量

小型犬に与えるドッグフードの適正量について、以下の2点を解説します。

  • 体重に応じた給餌量の目安
  • 頻度とタイミングの考え方

体重に応じた給餌量の目安

小型犬の体重に応じた適切な給餌量の把握は、愛犬の健康管理において重要です。小型犬の体重に応じた1日の推奨量は、以下のとおりです。

  • 体重1kg未満:20〜30g程度
  • 体重1〜3kg:30〜70g程度
  • 体重3〜5kg:70〜110g程度
  • 体重5〜7kg:110〜140g程度
  • 体重7〜10kg:140〜180g程度

給餌量は、犬の個体差によって調整してください。活発な性格の犬種では、基本量より10〜15%ほど多めに与えましょう。あまり運動をしない犬や避妊・去勢手術を受けた犬は、基本量から10〜20%ほど減らすと、肥満防止につながります。

実際の給餌量を決める際は、使用しているドッグフードのパッケージに記載されている指示も必ず確認しましょう。フードの種類によってカロリー密度や栄養価が異なるため、適正量も変わります。

頻度とタイミングの考え方

小型犬の健康を保つには、適切な頻度とタイミングでドッグフードを与えましょう。正しい給餌スケジュールは、愛犬の健康維持に直結します。成犬の場合は1日2〜3回、子犬なら3〜4回にわけて食事を与えてください。給餌の頻度を多くすれば、消化不良を防げます。

給餌を2回にわける場合は、朝と夕に与えます。給餌する時間は、毎日同じ時間にしましょう。給餌前後の運動は避け、食後30分〜1時間は休息させます。食べ残しがあった場合は15〜20分程度で片付け、次の食事まで与えないでください。おやつを与える際は、1日の総カロリー量の10%以内に抑えましょう。

定期的な給餌習慣は、愛犬の健康状態を把握する機会にもなります。食欲の変化は体調変化のサインの場合が多いため、日々の食事の様子をよく観察してください。

まとめ

小型犬に適したドッグフード選びは、愛犬の健康と幸せな生活のために重要です。適切なドッグフードを選ぶには、粒の大きさや質の良い原材料、バランスの取れた栄養成分に注目することが大切です。

ドッグフードは大きくわけて、ドライフード・ウェットフード・半生フードの3種類があります。愛犬の好みや生活スタイルに合わせて選びましょう。栄養面では、タンパク質と脂質のバランスに注意し、必要なビタミンやミネラルが含まれているか確認してください。

給餌量は、愛犬の体重に合わせて適切に調整します。成長期とシニア期では必要なエネルギー量が異なるため、年齢に応じた調整も必要です。正しい知識を持って愛犬に合ったドッグフードを選ぶことで、健康寿命を延ばし、活発で元気な毎日を過ごすサポートができます。
» 小型犬の寿命と健康リスクを解説!予防とケアのコツ

愛犬との生活をより豊かにするために、こだわりを持ってドッグフードを選びましょう。